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西武ライオンズのアレックス・カブレラ選手が退団しました。
年俸6億がネックとなり交渉決裂とのことです。
カブレラは2001年に入団し、いきなり49本塁打、2002年には日本記録に並ぶ55本塁打と大活躍しました。
それは98年オフにマルチネス(99年途中に巨人入団)を放出してからというもの、99年にブロッサー、シアンフロッコ、ジンター、ポール、2000年にフェルナンデス、ジェファーソンと外国人打者を獲得しても期待通りの活躍をせずに、大砲不足に悩んだ西武の救世主でもありました。
そして、7年間もの間、ライオンズの4番を張り、日本最速200号本塁打、最速タイ250本塁打とまさに最強助っ人の名に相応しい活躍をしてくれました。しかし、今季は攻守に精彩を欠き、故障もあり、年齢的な衰えを感じ始めました。
こうして振り返るとその貢献度は計り知れないものなだけに、球団には彼が引退するまで誠意を見せて欲しかったです。
カブレラの思い出を連ねてみます。
西武ドームに行くと、一塁側の入り口ゲート付近にカブレラ地蔵なるものが置いてあります。
私もひしゃくで水をかけて活躍を祈ったり写真を撮ったりしました。
ドーム内のレフト上段にはカブレラが放った推定180メートル本塁打が当たった場所にペナントが飾られています。
彼が打席に入るとライトスタンドを始めファンは「わっしょいわっしょい」という応援をします。
入団時は腕回りが40~45cm(ちなみに元横綱武蔵丸関の現役時代が60cm)という丸太ん棒の様な腕から驚異的なパワーを誇っていました。ネクストバッターズサークルではバットを片手でぐるんぐるん振り回していました。それだけでも他球団は脅威だったはずです。それで、打席に入るとバットを担いでイナバウワーの如く上体をのけぞらせてからバットを構えるのが印象的でした。
オールスターで井川投手(当時阪神)からマリンスタジアムの場外に本塁打を放ったこともありましたし、昨年の藤川投手とのストレート真っ向勝負は記憶に新しいです。2002年の日米野球でも活躍し、「メジャーを見返せた」と喜んでいたのは感慨深いです。
本当に7年間ありがとう!
オリックスが獲得を目指しているようなので来季の活躍を期待します。敵に回すのは怖いけど;